ルール

3x3と五人制バスケのルールの違い「ファウルと退場」

3x3と五人制バスケのルールの違い「ファウルと退場」

ストリートバスケの3on3が発祥のハーフコートで戦う三人制のバスケ「3x3(スリーエックススリー)」と、五人制バスケのルールには、ファウル(反則)に関する違いもあります。

まず、ファウルを取る基準ですが、3x3のほうが、よりスピーディーな動きを促進するためにも多少の厳しい当たりはファウルを取られません。

また、退場についてですが、五人制バスケだと、個人ファウルを重ねることで退場となります。個人ファウルは、何回で退場になるかご存知でしょうか。

五人制バスケでは、5ファウルで退場となり、その試合にはもう出場できません。他の選手でフォローができるとは言え、キー選手の退場は試合の流れに大きな影響を与えます(中学生のバスケや小学生のミニバスだと、特に退場によってチームの流れが一気に変わる傾向があります)。

ただ、サッカーの場合は、2枚目のイエローカードやレッドカードの一発退場によって一人退場すると、代わりの選手を入れることができず、一人少ない状態で試合を続けなければいけませんが、バスケの退場は、代わりの選手を入れることができるので、5人対4人のような数的不利になるわけではありません。

さて、一方の3x3では、通常のファウルについては制限がなく、5つで退場、といったルールはありません。

しかし、これはあくまで通常のファウルの話であり、アンスポーツマンライク・ファウル(以前はインテンショナル・ファウルと呼ばれていました)なら2回で退場、ディスクォリファイング・ファウルなら一発で退場です。

アンスポーツマンライク・ファウル 規則の精神と目的を逸脱しボールに正当にプレイしていないと審判が判断した場合、またはボールに正当にプレイしていたとしても、身体接触が激しく危険と審判が判断した場合に宣告されるファウル。
ディスクォリファイング・ファウル チーム・メンバー、コーチ、アシスタント・コーチおよびチーム関係者のファウルで、特に悪質なもの。

出典 : wikipedia

この悪質性の高いファウルに関する退場の規定は、3x3も五人制バスケも同じです。

個人ファウルだけでなく、チームファウル(そのチームの合計ファウル数)に関するルールにも違いがあります。

五人制バスケは、10分×4クォーター制ですが、1クォーターにつきチームファウルは4回が制限となり、その制限を越えたチームは5回目以降、誰かがファウルするたびに相手に二本のフリースローが与えられます。

試合時間が10分一本勝負の3x3(スリーエックススリー)は、少し多めで個人ファウルがチーム合計で6回が制限となり、7回目以降は、相手に二本のフリースローが与えられ、10回目以降は、二本のフリースローに加え、フリースロー後のボール所有権も相手に与えられます。

以上、3x3と五人制バスケのファウルに関するルールの違いでした。